世の中に蔓延するウォーキングフォーム「つま先で蹴る」の間違い

こんにちは!

日々楽しく走っている星野です!

ようやくハーフマラソンに向けて、

多少走れる身体になってきたかな〜?

すっかり新年度ですね!

新元号も発表されて、

新たな時代を迎えますね〜

陽気もいいので、

そろそろ何か運動を・・・

そんな方々に向けた「ウォーキング」の番組特集だったのだと思いますが、

ちょっと違うんですよね〜

これだとちょっと説明が足りない。

あまりに大衆向けすぎる。

テレビだからしょうがないのかもしれませんが、

僕としては、

ここだけは間違えて欲しくない!!

というウォーキングのポイントを今回はお伝えしておきます。

ポイントとは、

「つま先で蹴る」

という伝え方についてです。

これをどういうつもりで言っているのかは分かりませんが、

よく聞くフレーズですよね?

ですが、この「つま先で蹴りましょう」という伝え方には誤解があります。

「つま先で蹴る」という歩行動作は、

私たちが

普段何気なくしている歩行動作とは、

全く異なります。

「つま先で蹴る」なんて動作をいちいち歩くときにしていたら、

足の機能が故障します。ふくらはぎがパンパンになります。

つまり、つま先で蹴る用には足はできていないってこと。

ですから、考え方として2つを一緒にしないでください。

つま先を蹴る歩行は、歩幅を広げてカロリーを消費する手段

(いわばフィットネスウォーキング的なもの)

人間本来の歩行は、エネルギー(筋力)を使わず前へ進む手段

(進化の過程において長く移動するためのもの)

ということです。

ですから、

ウォーキング特集として紹介されたその歩き方は、

ややトレーニング的要素が備わったもの。

普段よりも歩幅を広げ、

運動してる感や疲労感を出すための工夫です。

多少やってる感があった方が、

引き締まりそう!痩せそう!

と思ってもらえますし、

実際にカロリーは消費できるでしょうからね。

ですが、人間本来の「歩く」「走る」は、

筋力を使わない非常に省エネな動作です。

太古の昔より人間にとっての唯一の移動手段でしたから、

簡単に疲れてしまうような歩き方をするはずがありません。

つま先で蹴れば、

確かに歩幅は広がり、スピードが上がり、推進力を生みます。

ですが、

そんな小さな動作(つま先で蹴る)で人間を移動させるための推進力を生み出すのは、あまりに非効率です。

人間の根本的な仕組みとして、

「歩く」「走る」にエネルギーや筋力は使わない。

まずはそんなことも知っておいていただければと思います。

星野