こんにちは!
日々楽しく走っている星野です!
「奥三河パワートレイル」のような長丁場のレースは、
常に自分の身体をマネジメントする力が必要になります。
そこで今回は、完走のための私の準備法を記しておきたいと思います。
またこのようなレースに参加される方は参考にしてみてください。
レース中に脚が止まらないために気をつけなければいけないのはこの3点
1、水ぶくれや靴擦れ
2、脱水・脚つり
3、足首や膝、股関節へのダメージの蓄積
ということで前回1、2とお伝えしましたので、
今回は、3を紹介したいと思います。
まだ前回のものをお読みでない方は先にこちらをどうぞ
3、足首や膝、股関節へのダメージの蓄積
レース前日、
NHKBSで録画した「伊豆トレイルジャーニー2021」を観ていたんです。
しっかりと見るというよりは2回目だったので、
なんとなく眺めていたという感じ。
そこにはスカイランニングの世界チャンピオン
「上田瑠偉選手」もレースに参加しており、
凄まじい速さと力強さで優勝したわけなんですが、
急登を登る際、
必ず上田選手は写真にあるような体勢になり、
足どり力強く急な斜面を登っていくのが印象的だったんです。
上半身を前に倒し、手を膝の上に乗せ、登っていく
緩い登りはリズミカルにテンポよく駆け上がっていくのに、
急登になると必ずこの体勢で1歩ずつ力強く登りだします。
「なるほどー、この体勢で登るときっとラクなんだな〜、明日やってみよう!」
ということで、
実際にこの登り方をしてみると、確かに登りやすいのです。
理屈としてはこうです。
上半身をしっかりと前へ倒すことによって、
全体の重心が前になります。
体という物体を前に進めるためには、
重心の位置が何よりも重要ですから、
急登に対してもこのようにしっかりと重心を前傾させます。
この体勢により、登りにおいて股関節の伸筋群、
「お尻」や「ハムストリングス」がしっかりと使われるようになります。
トレイルランにおいては、
この2つの筋肉がしっかりと動員できることが重要で、
登り:お尻やハムストリングス主働
下り:太もも主働
登りと下りの局面に対してはこのように筋肉の使い分けが大事なんです。
登り方の体勢を間違えると、
全てが太ももの筋肉への負担となり、
その局所的な蓄積が股関節や膝のトラブルを招きます。
なのでしっかりと主働する筋肉を使い分けることが大切です。
僕はこの登り方を前日に見つけることができなければ、
もしかしたら完走できなかったかもしれません。
非常にラッキーでしたね。
このようなタフなレースへの参加の際は、
よくよく自分の身体を知り、挑んでいただけたらなと思います。
もちろん普段のトレーニングから、
自分の左右差であったり、体の動きであったりに
意識を傾ける練習をしておく必要があると思います。
ただなんとなく走るのではなく、
体という「物体」がどうやって移動しているのか?
脚の軌道はどのようにして動いているのか?
そんなことを感じ取るのも大切だと思っています。
星野
追伸
今になって、身体のキツさが勝り、
後半のレースを楽しむことができなかったな。と、
「もうやだな」って思ってしまったことに悔いが残ります。
もっとレースを楽しむことができたはず。
後半、もう少しがんばれたし出し切れたような気がします。
もう完走はできるだろうと後半サボってしまったな。
それでも30分くらい早くゴールできたか、
出来なかったかぐらいの感じだとは思うんですけどね。
なかなか出し切るって難しいですよね〜