「ナゴヤウィメンズマラソン2021」厚底シューズを履いても速くならない訳

こんにちは!

日々楽しく走っている星野です!

週末のトレランに向け、

久々の20km走をおこない充実した気持ちでいましたが、

まさかの当日雨予報・・・えっー!!

・・・先週末の名古屋は快晴。でも風が強かった!

そんな中、ランラボメンバーはしっかりと完走してきましたよ!

「ナゴヤウィメンズマラソン2021」

コロナ禍でまさか開催するとは思いませんでしたが、

メンバーの中にはようやく2年越しのフルマラソン挑戦ができ、

素晴らしい体験となりました。

全国の一般ランナーのマラソン大会中止が続く中、

運営していただいた皆様、本当にありがとうございました!!

感謝しかありません。

ランラボメンバーを応援しつつ、

1日中レースを眺めていましたが、

速い選手ほどやはりナイキの厚底シューズを履いていました。

男子と比べれば少ない割合でしょうが、

それでもナイキの厚底がこの大会もシェアトップかなと思うくらい。

でも残念かな、

そのシューズを男子ほど履きこなしている選手はいない。

履くだけで速くなる気がしているのか?

はたまた周りに引けを取らないようとりあえず履いているのか?

チームの監督やコーチとも相談し、

1人でシューズを決定しているわけではないから、

どういう意向で選択しているのかは分からない。

なぜあなたたちがナイキの厚底シューズを履くのかがちょっと分からない。

たまたま撮った動画は、ナイキの厚底シューズを履きこなせていないことを証明していたので見てもらいたい。(撮った動画を一時停止し、スクショしました)

1年前の大阪国際女子マラソンで厚底を履いていなかった松田瑞生選手は、今回ナイキの厚底を履いていた。

確かにコンディションとして、

”風が強かった”というのはあるかもしれないが、

厚底シューズの恩恵を受けることができれば、

自己ベストの更新は必ずできたはず。

でも今回のレースで自己ベストに4秒及ばなかったのは、

ナイキの厚底シューズを乗りこなせていないから。

これは4km地点の松田瑞生選手(写真一番手前)

左足を見てもらえるとわかると思いますが、

足のどこで着地しようとしている?

そう、かかとですよね?

たしかにナイキの厚底シューズは履いていますが、

これまでのランニングフォームとなんら変わっていないんです。

このブログでも何度も伝えていますが、

ナイキの厚底シューズはフォアフット専用といって間違いないシューズです。

かかとではなく、よりつま先側(前足部)での着地が必須です。

そうなると着地するポイントを変えるだけでなく、

脚の回転する軌道が明らかに違ってきます。

そうでなければシューズの恩恵を全く受けられない。

履く意味がないんです。

男子はその恩恵を受けるべく、

ランニングフォームを適応させています。

先日、日本記録を更新した鈴木健吾選手もです。

女子はまだランニングフォームが適応できていない。

僕の見る限りフルマラソンでは、

東京オリンピック代表の一山選手くらい。

女性ランナーが適応しにくい理由ははっきりしてますが、

厚底シューズを乗りこなせないと今後世界では通用しません。

松田瑞生選手の筋力とナイキの厚底シューズが本当にフィットすれば、

女子マラソンの日本記録は間違いなく更新されるはずです。

星野

追伸

現日本記録保持者である野口みずき選手の現役時代に

ナイキの厚底シューズがあったらもっと速かったでしょうね。

彼女はそういう走りをしていましたよ。